アトピーのかゆみをおさえる第一歩は、肌を乾燥から守ること!
はじめに
アトピーで悩む人の数は、 現在日本で約1割の約1000万人といわれています。
アトピーの原因は、アレルギーや神経、皮膚バリア層の崩壊などさまざまな原因があるといわれていますが、日々進化している医療技術をもってしてもいまだ根本的な原因が特定されていません。
これだけ多くの人が悩んでいるアトピーに対して少しでも症状が軽くなり、人目を気にせず健康的な生活を送ることができる人が1人でも多くなってくれたらと願っています。
そして、同じアトピーで悩む娘を助けたいという気持ちで情報を発信しています。
かゆみをなんとかしたい!
アトピーで悩んでいる人にとってとにかくかゆみをおさえたい!というのが一番多いのではないでしょうか?
できるだけ掻かないことが大切なのは頭でわかっていても、実際にはなかなかかゆみを我慢することは難しいですよね。
でも、どうすればかゆみをおさえられるのでしょうか?
かゆくなるメカニズム
かゆみは 掻けば掻くほど、表皮のバリア機能がなくなって
かゆみがひどくなり、皮膚が弱くなってしまいます。
下の図を見てください。
まず 乾燥することによって、肌が健康な弱酸性からアルカリ性へと変わります。
それにより かゆみの原因である黄色ブドウ球菌が繁殖しますが健康な肌の場合、バリア機能があり、菌の侵入を防いでいるのでかゆみを感じません。
しかし、表皮が壊れていたり、皮膚内の細胞間脂質がない場合、黄色ブドウ球菌が簡単に皮膚内に侵入してしまうため、かゆみにつながっていきます。
皮膚内に黄色ブドウ球菌が入り込んで かゆくなる
↓
皮膚を繰り返し掻く
↓
皮膚のバリア層がさらに壊れて、多くの黄色ブドウ球菌が入ってくる
↓
かゆみが増すことで、また掻いてしまう
これがかゆみが続くスパイラルです。
放っておくと、ますますかゆみがエスカレートして、皮膚が赤くなり、どんどん広がってしまうことにつながります。。
かゆみをおさえるためには
先ほど述べたように、健康でかゆみが出にくい肌は、pHバランスが整った 弱酸性の状態になっています。
肌が乾燥してくると、アルカリ性に変わることで黄色ブドウ球菌が繁殖し、体内に入ることでかゆみにつながります。
何より大切なことは、弱酸性の健康な肌を保つために、
乾燥させない=適度に保湿することが
まずかゆみをおさえる第一歩なんですね。
保湿するものとして、クリームや軟膏など多くの種類がありますが、塗った後ベタベタしないものを使いたいものです。
特にアトピーは子どもから若い年齢の方にあらわれることが多いため、見た目が気になる世代だと思います。
また、アトピー治療として病院ではステロイドが含まれている薬を出されることがあると思います。
多くの方に誤解されているようですが、ステロイドは一時的に炎症をおさえる効果はありますが、長い目で見てアトピーの症状を治してくれるわけではありません。
あくまでステロイドを塗るのは、炎症をおさえるためであってずっと塗り続けるやり方は間違っています。
この点も正しく認識される必要があると思います。
誤った認識のままステロイドを使い続けていると、いつまでもアトピーが治る見込みがみえなくなってしまいます。
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まとめ
アトピーで悩んでいる方は、体質的に乾燥肌であることも多いです。
これまで触れたように、アトピーを改善するためには、まずかゆみにつながることを徹底的に防ぐことです!
●健康な弱酸性の肌を保つために、保湿はこまめに
●かゆみの症状がひどいときは、初期処置として
ステロイドで炎症を徹底的におさえる
この2点はとても重要なので、常に意識してみてください。
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